ふりかえりのやり方をガラっと変えてみた
先日行ってきた CSM 研修で紹介されていた「ふりかえり」のやり方が面白そうだったので、早速試してみた。
#実際に変えたのは僕じゃなくメンバーなんだけど
やり方はいたってシンプルで、こんな感じ
- "今イテレーションを絵で書いて下さい" って言う
- 出てきた問題から一つピックアップして、深掘りして解決策を議論する (根本原因分析っぽいこと)
これまではずっと KPT で「ふりかえり」をしていて意見は活発に出るんだけど、マンネリ化してきて以下のような問題を感じていました。
- 大量の Problem が出ると、それに対する Try を考えるのも一苦労
- プロジェクトが長いと大きめの Problem が残りやすいし、なかなか実行可能な Try になりにくい
- 大量の細かい Try は大量のタスクが発生して困る
こんな感じで粒度の異なる Try が多数あると優先度も付けにくいし、うまく達成できなくてカイゼンできた実感が得られないという悪循環に陥ってた。
で、今回のやり方だと以下のようになりました。
- 絵を書くのは楽しい
- 絵で表現するのは難しいので、自然と印象に残った出来事や大きめの問題の方にバイアスがかかるみたい
- 問題を絞って考えるので、少ないタスクだけど確実に効果のありそうな Try がでてきた
絵を書いた時点だと Keep と Problem しか出ない事に気付いて、急遽、根本原因分析を足してみたけどメリハリが出て想像以上に良かった。
しばらく続けてみよ。
それよりも「ふりかえり」に行き詰まったら、「ふりかえり」の方法を変えればいいんだという発想が出来たのが一番の収穫だった。